ヴァンパイア株式会社(以下「当社」)は健全なる会社運営のためアンチハラスメントポリシー(以下「ポリシー」)を策定いたしました。当社の従業員または業務委託先等のコミュニティに参加される方(以下「労働者」)はポリシーに同意するものとします。
アンチハラスメントポリシーについて
このポリシーは禁止事項を定めることで労働者を拘束することを目的としておりません。労働者にとって会社そのものや他従業員との関係が不快なものであってほしくない。そういった想いからこのポリシーを定めます。良心にもとづいて行動されることを望んでおります。
ハラスメントとは
● ヴァンパイア社が会社運営において定める「ハラスメント」の対象は性的なものに限りません。障害・外見・人種・出身・宗教等に関連するものも含まれます。またこれらに限定せず、すべての労働者にとって一般的あるいは個別に尊重されるべきすべてを含みます。
● 攻撃の「意図」を問わず、結果的な攻撃であったとしても労働者にとって「ハラスメント」に該当すると当社が判断した場合には個別に連絡をすることがあります。
禁止事項
● 攻撃的な発言
● 攻撃的な発言に攻撃的に対応すること
● 強迫行為
● ストーキング行為(ネットストーキングを含む)
● 事業遂行を継続的に妨げる行為
● 不適切な情報の開示
● その他、当社が不適切と判断する行為
※さらに具体的なハラスメント行為の事例については後述
ハラスメント行為があった場合の対応
・ハラスメントを受けた場合
(1) ハラスメントを受けた場合、すぐに直属の上長に連絡をしてください
(2) 事実関係を確認後、当社が個別に対応をいたします
※ トラブルの元となりますので個別対応はお控えください
・ハラスメント行為に気づいた場合
(1) 第3者がハラスメント行為を受けていると感じた場合も上長に連絡をしてください
(2) 事実関係を確認後、当社が個別に対応をいたします
※ トラブルの元となりますので個別対応はお控えください
・ハラスメントの指摘を受けた場合
(1) いかなる理由であっても当社の指示に従ってください
(2) 事実関係を確認後、当社が個別に対応をします
(3) 場合によってはコミュニティへの出入りを禁止することがあります
ハラスメントに該当する事例、該当しない事例
職場におけるハラスメントの状況は多様です。代表的な事例として以下の6つの類型があり、類型ごとにハラスメントに該当するもの・該当しないものを挙げます。ただしこれらは限定列挙ではありません。個別の事案の状況によって判断が異なることを当社及び労働者は留意して適切な対応をお願いします。
・ハラスメントに該当する事例
(1) 身体的な攻撃(暴行・傷害)
① 殴打、足蹴りを行う
② 相手に物を投げつける
(2) 精神的な攻撃(脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言)
① 人格を否定するような言動を行う。相手の性的嗜好・性自認に関する侮辱的な言動を含む。
② 業務の遂行に関する必要以上に長時間におよぶ厳しい叱責を繰り返し行う
③ 他の労働者の面前における大声での威圧的な叱責を繰り返し行う
④ 相手の能力を否定し、罵倒するような内容の電子メール等を当該相手を含む複数の労働者宛に送信する
(3) 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
① 業務遂行上の必要に関わらず、労働者に対して仕事を外し長時間にわたり別室に隔離したり自宅研修をさせたりする
② 一人の労働者に対して同僚が悪意を持って集団で無視をし、職場で孤立させる
(4) 過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制・仕事の妨害)
① 長期間にわたる、肉体的苦痛を伴う過酷な環境下での勤務に直接関係のない作業を命ずる
② 新卒採用者に対し、必要な教育を行わないまま到底対応できないレベルの業務目標を課し、達成できなかったことに対し厳しく叱責する
③ 労働者に業務とは関係のない私的な雑用の処理を強制的に行わせる
(5) 過小な要求(業務上の合理性なく能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
① 管理職である労働者を退職させるため、誰でも遂行可能な業務を行わせる
② 気に入らない労働者に対して嫌がらせのために仕事を与えない
(6) 個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)
① 労働者を職場外でも継続的に監視したり、私物の写真撮影をしたりする
② 労働者の性的嗜好・性自認や病歴、不妊治療等の機微な個人情報について当該労働者の了解を得ずに他の労働者に暴露する
・ハラスメントに該当しない事例
(1) 身体的な攻撃
① 誤ってぶつかる
(2) 精神的な攻撃
① 社会的ルールを欠いた言動・行動が見られ、再三注意してもそれが改善されない労働者に対して一定程度強く注意をする(ただし会社の定めるルールに基づいて判断をする)
② 企業の業務の内容や性質に照らして重大な問題行動をおこなった労働者に対して、一定以上強く注意をする
(3) 人間関係からの切り離し
① 新規に採用した労働者を育成するために短期間集中的に別室で研修等の教育を実施する
② 懲戒規定に基づき処分を受けた労働者に対し、通常の業務に復帰させるために、その前に一時的に別室で必要な研修を受けさせる
(4) 過大な要求
① 労働者を育成するために現状よりも少し高いレベルの業務を任せる
② 業務の繁忙期に、業務上の必要性から当該業務の担当者に通常時よりも一定程度多い業務の処理を任せる
(5) 過小な要求
① 労働者の能力に応じて、一定程度業務内容や業務量を軽減する
(6) 個の侵害
① 労働者への配慮を目的として、労働者の家族の状況等についてヒアリングを行う
② 労働者の了解を得て、当該労働者の機微な個人情報について必要な範囲で人事労務部門の担当者に伝達し、配慮を促す
ヴァンパイア株式会社の特徴
当社では労働者が健全に業務を遂行するための特別なルールが存在します。一般的な社会規範と離れるチャレンジングな内容を含むため、その影響で働きづらさを感じる労働者も生まれることが予想されます。その点に留意しつつより良い職場環境の構築・維持のためにご協力をお願いします。
(1) 遅刻、欠席について
当社では遅刻や欠席について上長の許可を必要としません。また、遅刻、欠席について叱責することは禁止しています。遅刻、欠席そのものについて一定以上強く叱責することをハラスメントと判断します。ただし遅刻、欠席が理由での業務遂行が難しい場合には当該業務から外し別の業務をおこなっていただく等場合があります。
(2) 個の侵害について
当社では個の侵害を強く禁止します。しかしそれは意図的な攻撃を禁ずるものであって意図のない攻撃を責めるものではありません。再三の注意にも関わらず繰り返してしまう場合には、悪意があるものとみなしてハラスメントと判断することがあります。
(3) 価値観の押し付けについて
当社では多様な価値観を持つ労働者が業務にあたります。自分の価値観や常識と照らしあわせて理解が及ばない行動や言動に驚くこともあるでしょう。その場合に、自分自身の価値観を押し付ける行為をハラスメントと判断します。
(4) 態度・特性について
当社では攻撃的な態度・特性について特別に隔離措置を行うことがあります。感情のコントロールが難しく、労働者や外部の方に対して攻撃的な態度をとってしまうことが繰り返される場合、ハラスメントと判断します。
悪質なハラスメント行為は当事者だけの問題ではなく、それを目撃した参加者、イベントそのものに対しても大きな影響を持ちます。ヴァンパイア社ではイベントが参加者にとって価値のあるものであって欲しいと考えております。皆様のご協力をお願いいたします。
更新:2022年04月18日
策定:2020年04月28日
ヴァンパイア株式会社代表取締役 加藤洋平
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